Q56:私は、32歳の既婚女性で、子供が一人おり、会社勤務をしながら10年の婚姻生活を送ってきました。同じ会社の彼と、社内不倫をしています。彼も既婚者ですが、結婚したばかり(1年間)で子供はおらず、結婚式の時から、すでにこの結婚は間違いだったと思っていたそうです。不倫が発覚して、双方が慰謝料請求(私の夫から彼へ、彼の妻から私へ)の意思を示した結果、双方の協議では解決が付かず、2件の慰謝料請求裁判が提起されることになりました。裁判では、不倫の事実そのものは証拠上争いがなかったのですが、どちらが誘ったのか、また不倫直前の夫婦関係が破綻していたか否か、等について、問題となりました。これは、問題の解決に必要なことなんでしょうか。

質問

私は、32歳の既婚女性で、子供が一人おり、会社勤務をしながら10年の婚姻生活を送ってきました。

 同じ会社の彼と、社内不倫をしています。彼も既婚者ですが、結婚したばかり(1年間)で子供はおらず、結婚式の時から、すでにこの結婚は間違いだったと思っていたそうです。

 不倫が発覚して、双方が慰謝料請求(私の夫から彼へ、彼の妻から私へ)の意思を示した結果、双方の協議では解決が付かず、2件の慰謝料請求裁判が提起されることになりました。裁判では、不倫の事実そのものは証拠上争いがなかったのですが、どちらが誘ったのか、また不倫直前の夫婦関係が破綻していたか否か、等について、問題となりました。これは、問題の解決に必要なことなんでしょうか。

回答

不倫の事実そのものに争いがないのであれば、あとは慰謝料の額をいくらと判断するかですね。その金額を決める段階で、問題になることは事実です。ただ、事前の夫婦関係が破綻していたか否かという点と、どちらが誘ったかという点では、重要度が異なります。

 事前の夫婦関係が破綻していれば、不倫の違法性は存在しないか極度に減額されますから、そこは、金額にも大きく関係してきます。しかしどちらが誘ったかという点は、意思を左右するような関係性があれば格別(例えば社長と秘書、医師と看護士とか)、通常の関係であれば、子供ではないのですから、誘いにのることも、関係を断ることも、自分の意思で決めればよいことです。ですから、そこはあまり関係しないと私は思います。ただ、この手の裁判では、金額が問題となりますから、裁判官も金額にいかに合理性をもたせるかにつき、様々な事情を勘案して判断します。その際に、当事者の関係の経過を加味することはあります。その程度では関係するでしょう。逆にその程度しか関係はしません。

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