Q50:不貞行為の当事者のどちらが積極的であったかにより違法性(慰謝料の額)に差をつけるという考え方とは別に、そもそも不貞行為の慰謝料については配偶者が主たる責任を負うべきであり、その相手方は副次的な責任しか負わないという考え方もあるのですか。

質問

不貞行為の当事者のどちらが積極的であったかにより違法性(慰謝料の額)に差をつけるという考え方とは別に、そもそも不貞行為の慰謝料については配偶者が主たる責任を負うべきであり、その相手方は副次的な責任しか負わないという考え方もあるのですか。

回答

まず、判例は両者に不法行為の責任がある(共同不法行為)としています。その上で、責任に主従があるか否かについて、判例が分かれています。

責任に主従はない(特段の事由がない限り)という考え方のほうが、実務では通常ですので、ここでは責任に主従があるという考え方をご説明しましょう。

夫婦は、互いに貞操義務を負っており、この義務を破った主な責任者は不貞を働いた配偶者の方にあり、不貞の相手方の責任は副次的なものであるという考え方です。

つまり、貞操義務は夫婦間の義務なのだから義務を約束し合った当事者を拘束するのは当然であるけれども、自由な第3者たる個人が主体的意思で婚姻外関係をもったとしても、道義的な責任はともかく法的責任は負わない(または極めて低い)、と考えるのです。

 さあ、どうでしょうか。

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