Q49:不倫関係において、どちらが主導的、積極的であったかという点が結論に影響を及ぼす論点になるんでしょうか。

質問

不倫関係において、どちらが主導的、積極的であったかという点が結論に影響を及ぼす論点になるんでしょうか。

回答

例えば、不倫当事者の男性Aと相手の女性Bがいる場合、A妻がBに対して慰謝料請求をしたとします。これに対し、Bは、そもそも自分は全くそのつもりはなかったのに、Aが何度も何度も積極的に誘ってきたので、ついついほだされて関係を持ってしまったのであり、関係開始にあたって主導的、積極的なのはAであって自分ではない、したがって自分への慰謝料額は低くて当然であると主張するかもしれません。

 しかし、男女の関係において、どちらが積極的に誘った事実があったのかはそれほど問題になることではありません。AとBの関係が、社長と秘書とか、医師と看護士などの場合はある程度考慮されることはあるでしょうが、通常の場合は、お互い成人の大人ですから、どちらが積極的に誘ったにせよ、相手は違法な関係に入ることをきっぱり断ればいいだけの話ですね。ですからAとBの内部関係においてはともかく、A妻がBの責任を問う時には、Bは自分は主導的でも積極的でもなかったからAに多くを請求してくれと言うことはおかしいでしょう。そもそも、AとBとは共同不法行為者で、A妻はBに全ての責任を問うことが可能なのですから。

 もっとも、これに対し、特段の事情のない限り、不貞を働いた配偶者に主たる責任があり、不貞の相手方は従たる責任にとどまるという考え方や判例もあります。

  • 不倫・浮気に対する慰謝料請求に関する相談受付中!TEL:03-3248-2785
  • TOPへ戻る