Q35:(前々問、前問のつづき)裁判所は、この慰謝料についてどのように考えているのでしょうか。

質問

(前々問、前問のつづき)裁判所は、この慰謝料についてどのように考えているのでしょうか。

回答

不倫慰謝料については、最近、私が原告代理人として慰謝料請求した事件(A事件)と、私が被告代理人として慰謝料請求された例(B事件)が、同時並行して東京地方裁判所(勿論別々の法廷です)で審理されました。その後、両事件とも控訴となり高等裁判所へ。A事件は、結婚30年(子供あり)の妻が訴えた事例、不倫期間10か月、請求は200万円、判決は180万円、相手から控訴され、高等裁判所では130万円の判決。B事件は、結婚7年半(子供なし)の妻から訴えられた事例、不倫期間1か月、請求は300万円、判決は180万円、こちらから控訴するも、高等裁判所では控訴棄却で180万円が確定。

 さあ、この結果をどのように考えるかですが、何とも言いようがないというのが正直なところです。裁判資料としては、時期が直近であること、しかも同時期であること、事件の係属が東京地裁・東京高裁という同じ裁判所であること、当職が直接担当していたこと、和解ではなく判決である、という5点において、貴重な材料であることは確かです。裁判官の考え方もそれぞれです。裁判の経過でそれぞれが出した証拠の評価もあるでしょう。それでも、特にB事件の地裁判決が180万円というのは高額に過ぎると思っていますし、それが高裁で確定したのも、理由が不明ではありました。

 今後の裁判結果の蓄積に待ちたいと思っています。

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