Q33:裁判所は、この慰謝料についてどのように考えているのでしょうか。

質問

裁判所は、この慰謝料についてどのように考えているのでしょうか。

回答

不倫慰謝料については、全国全ての裁判所で審理されており、裁判官は独立しているので、それぞれの裁判官がそれぞれの判断で判決を出します。ただ、全国の裁判官が何の物差しもなく、自己の判断をそのまま出すというわけではありません。それまでに蓄積されてきた過去の判例の上に立ち、また、それぞれの裁判所の中でも研究会等を開いて、事例研究をして、法的統一性と公平性を担保するべく、苦心をされています。

 弁護士は、判例集をみたり、新しい判例にあたったり、自分が実際に受任して裁判を起こしたり、起こされたりする中で、現場感として裁判所の動向を察知していきます。

最近では、私が原告代理人として慰謝料請求した事件と、私が被告代理人として慰謝料請求された例が、同時並行して東京地方裁判所で審理されました。その中で感じたことは、裁判所が不倫の期間をあまり判断材料として重視していないのではないかということでした。つまり、ごく短い期間でも、高額の慰謝料を認めたからです。

 弁護士同士で不倫慰謝料の請求を交渉するときは、不倫期間をかなり重要視して金額を定めることが多いのです。しかし、裁判所が不倫期間が短くても、かなり高い金額を認めたことは、注意すべきことと思います。もっとも、両事件とも控訴して高等裁判所で審理中なので、結論はいずれご報告しましょう。

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