慰謝料が時効消滅しなかった事例

結婚暦:37年
子ども:あり(愛人にも子どもあり)
離婚原因:夫の不貞
慰謝料:200万円

 概要

夫と妻は昭和36年に結婚し、翌年子供も誕生しました。
しかし、夫は女性Aと男女関係を持ち、別居してAと同居し、昭和57年にはAは夫との間に子供をもうけ、夫は認知しました。夫は、平成6年に離婚訴訟を提起して同10年には離婚が認められました。

妻は平成9年にAに対して2000万円の慰謝料を求めて提訴しました。一審では慰謝料請求権は時効消滅したとして認められませんでしたが、高裁では200万円の慰謝料が認められました。

慰謝料請求権の消滅時効は3年です。一審ではこの3年の起算点を不法行為を知った時からとしましたが、高裁の判決では、本件は離婚原因についての慰謝料請求ではなく離婚による慰謝料請求だからと、離婚時を起算点として慰謝料を認めました

(東京高裁平成10年12月21日判決)

 

弁護士より一言

37年の婚姻期間を考えると、200万円という慰謝料は低い(通常であれば、400万円は認められる)事例ですが、おそらく財産分与の額が多かったため、慰謝料額が200万円になったと考えられます。

 

また、慰謝料請求権の消滅時効の3年の起算点をどこにするかで、上記のように結果が変わります。

時効の期限については、個々に異なってきますので、離婚後に慰謝料請求を検討されている方は、弁護士までご相談ください。

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