社会的制裁をすでに受けていても慰謝料請求した事例

結婚暦:4年(不貞期間1年半)
子ども:2人
離婚原因:夫の不貞
慰謝料:50万円

 概要

夫と妻は、平成元年に結婚し、妻はその後二人の子供を出産しました。

ところが、夫は職場の部下である他の女性Aと平成3年ころから男女関係を持ちました。Aは、妻に対し、男性との男女関係を断つ念書を書きましたが、妻はAに対し、500万円の慰謝料を求める内容証明を送りました。

Aは、謝罪と夫との交際を断つ旨の誓約書を妻に渡し、平成4年には職場を退職して東北の実家に帰り、以後夫と交際していません。妻はAに対し500万円の慰謝料を請求して提訴し、判決では50万円の慰謝料が認められました

事実経過中、不貞関係はAよりも職場の上司である夫が主導したものであったこと、夫婦の危機を招いたのは妻の性格や行動も関係が無いとは言えないこと、不貞行為も夫婦の危機もすでに乗り越えられていること、Aは退職して実家に帰っていることからすでに社会的制裁を受けていること等の事情が考慮されたものです。

(東京地裁平成4年12月10日判決)

 

弁護士より一言

Aは裁判前に夫との交際を解消し、職場を退職し、実家に帰ったという社会的制裁を受けているため、妻の500万円の請求は要求金額の1割の50万円で判決がでました。50万円という結果は、夫と妻の関係や、Aのおかれている状況を考慮すると、妥当もしくは高いと思える事案です。

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