Q65:私は40歳のサラリーマンです。結婚はしていません。同性のサラリーマンと10年間同棲しています。ところが、1年ほど前から彼の態度が変わってきました。将来は何とか籍も一緒になるといいね、と話していたのに、その話になると露骨に嫌がるようになり、別れも切り出すようになりました。そしてついに出張と言っていた夜、東京のホテルに別の男性と泊まっていたことがわかりました。関係は半年前から続いていたようです。 私は法的に保護されますか。

質問

私は40歳のサラリーマンです。結婚はしていません。同性のサラリーマンと10年間同棲しています。ところが、1年ほど前から彼の態度が変わってきました。将来は何とか籍も一緒になるといいね、と話していたのに、その話になると露骨に嫌がるようになり、別れも切り出すようになりました。そしてついに出張と言っていた夜、東京のホテルに別の男性と泊まっていたことがわかりました。関係は半年前から続いていたようです。

私は法的に保護されますか。

回答

そもそもお二人の同性カップルに異性カップルと同様の法的保護が与えられるかがまず問題ですね。かようなカップル間に割り込み、これを壊すような行為からは、結婚している異性カップルは保護されます。次に結婚していない異性カップルの内縁関係も保護されます。では結婚していない同性カップルはどうでしょうか。ここは難しいところです。将来は保護される方向に向かうことは確かと思いますが、未だ実現の見通しはありません。

 あなたの10年間の同棲が内縁関係と認められれば、将来、不当な内縁関係破棄による彼への損害賠償請求も可能かもしれませんし、あなたの存在を知って参入してきた第三者に対する損害賠償請求も可能かもしれませんが。

 

答えの続き、第2弾

 

私の前の答えは上記のとおりです。

 ところが、実は上記の答えを書いた直後、新しい判決が出たのです。それをご紹介しましょう。

 令和元年9月18日、宇都宮地方裁判所で、女性の同性カップル(AとB)を法的保護の対象とする注目すべき判決が出されました。このカップルは7年間に渡り同居し、途中ではニューヨーク州(同性婚を認めている)と日本で、結婚(式)もしています。しかし、その後相手女性Bが他の女性C(精子提供者、のち女性にトランスした)と関係を持ち、結果、最初の同性カップルは破綻してしまいました。そこで、AはBCを相手に約640万円の損害賠償を求めた結果、110万円の慰謝料が認められました。

  判決は、同性婚を内縁関係(事実婚)そのものと見ることはできないとしながらも、但し実態が同様のものと認められるのであれば、法的保護を与える必要性は高いとし、不法行為による損害賠償を認めました。

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